画家として

小杉放菴は、洋画も、日本画も描きました。
雅号の変化とともに、描く絵も変わっていきます。


「未醒」の時代

「未醒」の時代、おもに洋画を学び、
洋画家として活躍しました。

《黄初平》

《黄初平》

これは、「未醒」の時代の絵です。
カンヴァスという麻(あさ)の布地に、
油絵具で描かれています。

また、大正時代になると、
次第に、日本画も描くようになります。


「放庵」の時代

「放庵」の時代には、
洋画よりも日本画を多く描くようになります。

《松下採薬》

《松下採薬》

これは、放庵時代の絵です。
絹地に墨と岩絵具で描かれています。


「放菴」の時代

そして、「放菴」の時代、本格的に、
日本画家として認めらるようになりました。

《金太郎》

《金太郎》

これは、「放菴」の時代の絵です。
「放菴紙」と呼ばれる特注の和紙に
墨と岩絵具で描かれています。

「放菴紙」については、
[小杉放菴と画材]を見てね。

小杉放菴記念日光美術館では、
「未醒」の時代から「放菴」の時代まで
さまざまな絵を見ることができます。

みんなはどの時代の絵が好きかな?