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展覧会放菴没後60年記念展
小杉放菴+小杉小二郎

放菴没後60年記念展 小杉放菴+小杉小二郎

2024年9月14日[土]~11月17日[日]
休館日=毎週月曜日(祝日・振替休日のときは開館し、その翌日を休館)
開館時間=午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

 小杉放菴(1881-1964)は今年、没後60年を迎えます。これを記念して、当館が開館以来収集してきた小杉放菴作品の数々から厳選した逸品をご紹介いたします。

 日光に生まれた小杉放菴は、少年時代に五百城文哉の内弟子となって洋画の基礎を学びました。やがて新進気鋭の洋画家として注目される存在となりますが、1913(大正2)年から翌年にかけてのヨーロッパ巡遊中、〈東洋〉に帰るべき道を見出します。帰国後、横山大観に誘われ、再興された日本美術院に参加し洋画部を牽引。同院脱退後、1922(大正11)年には今も続く洋画団体・春陽会を結成し、リーダー的存在として活躍しました。一方で、この間に数多くの日本画も描いており、単純に洋画時代、日本画時代と割りきることの出来ない点に、小杉放菴の美術史的な位置づけの難しさがあり、魅力が秘められているともいえるでしょう。

 また本展では、放菴の孫である小杉小二郎氏から近年、当館に寄贈された5点の油彩画もあわせて公開いたします。1944(昭和19)年に東京で生まれた小二郎氏は、一旦はデザイナーとして就職しますが、放菴の友人でもあった画家中川一政からの影響により、画家になることを決意し、フランスへ渡って学びました。1971(昭和46)年からサロン・ドートンヌに出品を始め、1974(昭和49)年には最初の個展を銀座で開催します。その後も30年以上フランスを拠点とし、日本との両国にまたがり活躍。フランスを離れた現在も、精力的に制作を続けています。

 放菴・小二郎の二人展は、当館では初めての試みとなります。祖父から孫へ受け継がれたものは何か、両者の絵が並ぶことでどのような空間が生まれるのか。ぜひ会場でお確かめください。

詳細情報
会場 小杉放菴記念日光美術館 展示室
主催 公益財団法人 小杉放菴記念日光美術館/日光市/日光市教育委員会
料金 料金=一般730(650)円、大学生510(460)円、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、日光市公共施設使用料免除カードの交付を受けた方とその付き添いの方1名は無料
※第3日曜日「家庭の日」(9月15日, 10月20日, 11月17日)は、大学生・専門学校生以下無料
※11月3日[日]「文化の日」は無料開館
※日光市民は一般300円、大学生200円、高校生以下無料
関連イベント 学芸員によるギャラリー・トーク(予約不要・要入館料)
 2024年9月14日[土]、11月17日[日]
 各時間=午前11時より(1時間程度)
 参加方法:入館券をお求めのうえ、お時間までにお集まりください。なお駐車料金の払い戻しは通常通り2時間までとなりますので、ご注意ください。
 ※記録用にギャラリー・トークの様子を撮影することがございます。あらかじめご了承ください。
広報 「放菴没後60年記念展 小杉放菴+小杉小二郎」チラシ.pdf
お問い合わせ 小杉放菴記念日光美術館
〒321-1431 日光市山内2388-3
telephone:0288-50-1200