古橋義朗《男体晩秋》
1980年代
個人蔵
古橋義朗《雲かゝる男体》
1984年 第50回旺玄会展
小杉放菴記念日光美術館蔵
古橋義朗《二本杉》
1959年頃 宇都宮市個展[1959年]
個人蔵
2024年11月30日[土]~2025年2月2日[日]
休館日=毎週月曜日(1月1~3日は特別開館。1月13日祝日は開館し、1月14日を休館)
年末休館 12月29日~31日/年始休館 1月4日~6日
開館時間=午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
古橋義朗(1924-2006)は、戦後から現代にかけて、日光の美術を牽引した水彩画家です。日光町で明治初期から続く古橋旅館に生まれ、油絵を独学。やがてこの地を訪れた春日部たすくを知り、彼と同じ水彩画家を目指すようになります。
戦後、日光の画家たちによる美術グループ「青光会」に参加。また、油絵に負けない水彩画を描くことを志し、全国的な公募団体である「旺玄会」にも出品、受賞を重ねていきました。これ以降は、晩年までこの両会を主な舞台として活躍。栃木県芸術祭では長年審査員を務め、日光スケッチ同好会を指導するなど、県内美術の発展にも尽力しました。
古橋が描く日光の山々を始めとする水彩画は、筆が画面を縦横無尽に駆けまわり、その自由奔放な描写は、どこか水墨山水にも通じる感性を感じさせます。実際、1980年代には水墨画で男体山や海外風景を盛んに描いていた時期があり、それらもまた本職の日本画家とは異なる、素朴ながらも力強い魅力を放っています。晩年になると、さらなる日光の風景を求めて滝や杉並木を描き、大谷川ぞいのススキの美しさに夢中になりました。
本展は2005年に当館で開催した「日光に生まれた作家たちIII 古橋義朗展 四季の詩情─旅とともに」以来19年ぶり、没後としては初の回顧展となります。日光に生まれ、日光を描き続けたこの水彩画家の、新発見を含む初期作品から晩年までの作品を振り返り、この日光に古橋義朗という画家がいたことを再確認します。
会場 | 小杉放菴記念日光美術館 展示室 |
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主催 | 公益財団法人 小杉放菴記念日光美術館/日光市/日光市教育委員会/下野新聞社 |
料金 | 料金=一般730(650)円、大学生510(460)円、高校生以下無料 ※( )内は20名以上の団体割引料金 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、日光市公共施設使用料免除カードの交付を受けた方とその付き添いの方1名は無料 ※第3日曜日「家庭の日」(12月15日, 1月19日)は、大学生・専門学校生以下無料 ※元日のみ入館無料となります。 ※日光市民は一般300円、大学生200円、高校生以下無料 |
関連イベント | ❖学芸員によるギャラリー・トーク(予約不要・要入館料) 2024年11月30日[土]、12月22日[日] 各時間=午前11時より(1時間程度) ❖クロストーク「古橋義朗を知っていますか?」 岩本佳子(画家)× 迫内祐司(当館学芸員) 2025年1月25日[土]午前11時より(1時間程度) 参加方法(両イベントとも):入館券をお求めのうえ、お時間までにお集まりください。なお駐車料金の払い戻しは通常通り2時間までとなりますので、ご注意ください。 ※記録用にギャラリー・トークの様子を撮影することがございます。あらかじめご了承ください。 ❖庶務課長プロデュース ミニ展示「日光小学校の歴史とイワツバメ」 会場:小杉放菴記念日光美術館 エントランスホール 会期:2024年11月30日[土]~2025年2月2日[日] 古橋義朗展にあわせた特別企画です。こちらの展示は無料で見学できます。 |
広報 |
「生誕100年記念 古橋義朗展」チラシ.pdf 「生誕100年記念 古橋義朗展」プレスリリース.pdf 「生誕100年記念 古橋義朗展」出品リスト.pdf |
その他 | ※図録あり |
お問い合わせ | 小杉放菴記念日光美術館
〒321-1431 日光市山内2388-3 telephone:0288-50-1200 |