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展覧会開館25周年記念
華厳社 ―下野の画人たち

ex-174 華厳社 ―下野の画人たち

荒木月畝《十友図》
個人蔵

ex-174 華厳社 ―下野の画人たち

小林草悦《春光》
個人蔵

2022年9月17日[土]~ 11月20日[日]
休館日=毎週月曜日(祝日は開館し、その翌日を休館)
開館時間=午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

 小杉放菴記念日光記念美術館では、企画展「華厳社―下野の画人たち」を開催いたします。

 華厳社は、 1929(昭和4)年12月に、東京で活躍していた栃木県ゆかりの日本画家たちによって結成されたグループです。この月に開催された第一回東京展に出品した同人は、小堀鞆音、荒井寛方、小杉放庵(放菴)、岡田蘇水、関谷雲崖、福田浩湖、小林草悦、松本姿水、石川寒巌、武井晃陵、大貫銕心(徹心)、河内舟人の12名。翌月1930(昭和5)年1月には宇都宮展が開催され、ここで荒木月畝、戸室臨泉、大山雅堂(魯牛)が加わり、計15名による集りとなりました。また同じく栃木県出身で美術雑誌『美之国』を主宰していた石川宰三郎が、理事として同会を支援していました。

 その後、『日本美術年鑑』には昭和17年版(1943年3月刊)まで存在が記録されているものの、具体的な活動は確認できません。おそらく1931(昭和6)年の小堀鞆音急逝により、正式な解散はしないまま、活動停止状態にあったのではないかと推測されます。実質1年にも満たない短い活動期間で終わってしまったため、これまでその活動内容について充分な調査研究がなされてきませんでした。しかし、華厳社に参加した画家たちのなかには、美術史に大きく名を残している大家から、現在では忘れられかけている画家まで含まれており、そんな彼・彼女らが同じ舞台で作品発表をしていたということは、たいへん興味深いことではないでしょうか。

 それだけでなく、華厳社の活動には下野新聞社も大きく関わっており、戦前における美術団体と地方新聞社との関係についても考えさせられます。そもそも華厳社の設立自体に同社が関与していた可能性が高く、これに連動して創設された公募展「下野美術展覧会」は10年近く続き、華厳社の画家たちもその審査に関わるなど、栃木県下の美術教育への影響は、決して小さくないものだったのです。

 本展では、この華厳社の画人たちの1920~30年代の代表的な作品を一同に会し、栃木県が輩出した優れた画人たちの優品をご紹介すると共に、その存在意義について再考してみたいと思います。

詳細情報
会場 小杉放菴記念日光美術館 展示室
主催 公益財団法人小杉放菴記念日光美術館/日光市/日光市教育委員会/下野新聞社
料金 一般730(650)円、大学生510(460)円、高校生以下は無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、日光市公共施設使用料免除カードの交付を受けた方とその付き添いの方1名は無料
※第3日曜日「家庭の日」(9月18日, 10月16日, 11月20日)は、大学生は無料
※日光市民は一般300円、大学生200円、高校生以下無料
お問い合わせ 小杉放菴記念日光美術館
〒321-1431 日光市山内2388-3
telephone:0288-50-1200