小杉放菴記念日光美術館の開館15周年を記念する展覧会の第二弾は「所蔵作品撰 part2――絵を見る愉しみ」と題して、所蔵するコレクションの中から、小杉放菴以外の画家の作品を中心に御紹介します。

　以前より、日光市は、小杉放菴に関係する画家や日光に所縁の深い作家たちの作品を、主に寄贈を受けることによって収集してきました。
　また、近年でも小杉放菴記念日光美術館における展覧会の開催が契機となった作品の寄贈がありました。今回の展覧会では、まとまった数を所蔵している画家の作品を選び、区画毎に展示することで、複数の作家における描画の技術や色彩感覚、または、作品そのものが表わす時代性や地域性の違いを、それぞれの個性として愉しんでいただければと考えています。