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展覧会風景を見る眼
― 国立公園絵画展 ―

ex-172 風景を見る眼 ― 国立公園絵画展 ―

和田英作《三保富士》
1953(昭和28)年
小杉放菴記念日光美術館蔵

ex-172 風景を見る眼 ― 国立公園絵画展 ―

小杉放庵《厳島風景》
1933(昭和8)年
小杉放菴記念日光美術館蔵

2022年4月9日[土]~ 7月3日[日]
休館日=毎週月曜日
開館時間=午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

 いつの時代も、私たちを魅了してやまない風景画。それは目の前の風景をただ単に写し取ったのではなく、画家が感興を覚えた風景を独自の筆遣いで描いたためだと言えます。

 開館以来、風景画の収集に努めてきた当館は、2012年に「国立公園絵画」コレクションを収蔵する機会に恵まれました。「国立公園絵画」とは、国立公園の制度が整えられつつあった昭和初期、その普及の一環として、当時を代表する洋画家たちによって手がけられた風景画を指します。戦災などで多くの作品が失われたものの、戦後、次世代の洋画家たちが制作に参加。約80年の歳月を経て、2009年に全80点が揃い、近現代の洋画史を概観できる一大風景画コレクションとなりました。そして、国立公園の制度づくりに日光が深く関わっていたこと、当館が国立公園内に位置する数少ない公立美術館であるという由縁から、財団法人国立公園協会よりこのコレクションが寄贈されるに至りました。

 洋画家として独自の足跡を残した小杉放菴も、国立公園絵画を手がけましたが、残念なことにその作品は戦災で失われました。そこで本展では、国立公園絵画コレクションから選りすぐった作品を中心に、小杉放菴をはじめとする当館所蔵の風景画の数々を併せて紹介することで、近現代の風景画の諸相をご覧いただきます。

 風景を見つめた画家の「眼」と、その筆遣いをぜひ会場でお楽しみください。

詳細情報
会場 小杉放菴記念日光美術館 展示室
主催 公益財団法人 小杉放菴記念日光美術館/日光市/日光市教育委員会
料金 一般730(650)円、大学生510(460)円、高校生以下は無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、日光市公共施設使用料免除カードの交付を受けた方とその付き添いの方1名は無料
※第3日曜日「家庭の日」(4月17日, 5月15日, 6月19日)は、大学生は無料
※6月15日(水)は「県民の日」により、どなたさまも入館無料
※日光市民は一般300円、大学生200円、高校生以下無料
関連イベント 学芸員によるギャラリー・トーク
2022年4月23日[土]・5月15日[日]・6月18日[土]
各午前11時~(1時間程度)
広報 国立公園絵画展プレスリリース.pdf
国立公園絵画展チラシ.pdf
「風景を見る眼 国立公園絵画展」出品目録.pdf
お問い合わせ 小杉放菴記念日光美術館
〒321-1431 日光市山内2388-3
telephone:0288-50-1200