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展覧会⽇光市市制施行10周年記念
生誕⼀五〇年記念
竹内栖鳳展

ex-135 生誕一五〇年記念 竹内栖鳳展

2015年7月18日[土]~8月30日[日]

休館日=毎週月曜日(祝日のときは開館し、その翌日を休館)
開館時間=午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

 2014(平成26)年に生誕 150年を迎えた、近代日本を代表する京都の画家・竹内栖鳳の多彩な画業を通観する展覧会を、小杉放菴記念日光美術館において開催いたします。

 竹内栖鳳は、1864(元治元)年に京都で生まれました。時代に即した新しい絵画を模索していた明治初期、若き日の栖鳳は、京都の伝統的な画派である円山四条派だけでなく、数多くの流派の画技を習得し、その変幻自在な表現は、ときに、得体の知れない伝説上の怪物「鵺」に例えられることもありました。

 また、新しい日本の絵画を追求した栖鳳の表現は、伝統的な枠組みにおさまるものではなく、1900(明治33)年に渡欧し、ヨーロッパの芸術に大きな感化を受けて帰国すると、その技法を巧みに取り入れた近代的な日本画の創出に取り組みます。その意欲の結実した作品が、1903(明治36)年に描かれた《羅馬之図》でした。幼少からの絶え間ない修練に裏打ちされた圧倒的な筆技を下地とし、新たな表現技法を貪欲に吸収した栖鳳は、伝統と革新の双方を体現した画家といえるでしょう。

 本展では、 113年ぶりの一般公開となる唯一の油彩画《スエズ景色》をはじめ、数々の名品や初公開の作品を展示し、栖鳳の多様な表現の世界を御覧いただくとともに、栖鳳が過去から継承したものは何であったのか、そして、未来へつなげていったものは何であるのかを、改めて探ることができればと思います。

詳細情報
会場 小杉放菴記念日光美術館 展示室
主催 公益財団法人 小杉放菴記念日光美術館/日光市/日光市教育委員会/下野新聞社
協力 企画協力=神戸新聞社
協賛=野崎印刷紙業
料金 一般720(640)円、大学生510(460)円、高校生以下は無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
関連イベント ●ギャラリー・トーク
「技術から見た竹内栖鳳」
講師=宮北千織 氏(文星芸術大学教授/日本美術院同人)
日時=2015年7月26日[日] 午前11時~12時

●日光出前寄席
陸(6)―上方落語の楽しみ
出演=桂米二 氏(落語家)
日時=2015年8月22日[土] 午後6時30分開演
広報 「生誕一五〇年記念 竹内栖鳳展」チラシ.pdf
「生誕一五〇年記念 竹内栖鳳展」出品目録.pdf
その他 8月10日[月]の休館日に、大幅な展示替えを行ないます。
展示替えの対象となる作品につきましては、出品一覧で御確認ください。
お問い合わせ 小杉放菴記念日光美術館
〒321-1431 日光市山内2388-3
telephone:0288-50-1200