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展覧会開館20周年記念
入江観
故郷―日光を描く

ex-146 入江観 故郷―日光を描く

《雨過天晴》
2017年
取材地:中禅寺湖畔 千手ヶ浜

ex-146 入江観 故郷―日光を描く

《懐郷の山》
2010年
取材地:稲荷川橋から赤薙山を望む

2017年9月16日[土]~11月5日[日]

休館日=毎週月曜日(祝日のときは開館し、その翌日を休館)
開館時間=午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

 小杉放菴記念日光美術館では、入江観の、日光では13年ぶりとなる個展を開催いたします。

 入江観は1935(昭和10)年、栃木県日光町(現・日光市)に生まれました。1953(昭和28)年に東京藝術大学美術学部藝術学科へ入学後、加山四郎に学び、在学中の1956(昭和31)年には第33回春陽会展に初入選、同会の研究所で岡鹿之助、三雲祥之助らの指導を受けました。 春陽会の創立に関わった小杉放菴が日光の出身であり、小学校の先輩でもあったため、少年時代から放菴の名前と春陽会の存在を強く意識していたといいます。
 1962(昭和37)年、フランス政府給費留学生として渡仏。 フランス国立高等美術学校でモーリス・ブリアンションに師事し、セザンヌの作品を見るために足繁く印象派美術館へ通い、サロン・ドートンヌにも出品しました。
 1964(昭和39)年に帰国後、春陽会会員に推挙。 1967(昭和42)年に、勤務先であった女子美術短期大学の茅ヶ崎校舎開校にともない、茅ヶ崎に転居し、海辺の光景を描くようになります。以後も旺盛な制作活動を続け、毎年の春陽会展に出品。 同会を牽引していく立場となり、公立美術館で個展が開催されるなど実績を重ね、現在も女子美術大学名誉教授、日本美術家連盟理事として、美術界の第一線で活躍しています。

 広く青い空や、彼方に見える水平線が印象的な、“茅ヶ崎の画家”というイメージの強い入江観ですが、ここ10年ほどは故郷・日光を精力的に描いてきました。 本展では、画家が愛する日光の風景を描いた、旧作から最新作までを一堂に会し、入江観にとって、故郷とは、日光とは何なのかを問い直すことで、「蒼天の画家」と呼ばれるこの画家の、新たな魅力に迫りたいと思います。

詳細情報
会場 小杉放菴記念日光美術館 展示室
主催 公益財団法人 小杉放菴記念日光美術館/日光市/日光市教育委員会/下野新聞社
料金 一般720(640)円、大学生510(460)円、高校生以下は無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※開館記念日(10月8日[日])は、入館料無料となります。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方とその付き添いの方1名は無料となります。 
※第3日曜日「家庭の日」(9月17日、10月15日)は、大学生は無料となります。
関連イベント ●入江観氏によるギャラリー・トーク
  2017年9月30日[土]午前10時30分より(1時間程度)
  ※入館券をお求めのうえ、午前10時20分までに、美術館受付前にお集りください。
●ワークショップ「入江先生とスケッチに行こう!」
  講師:入江観 氏(画家、春陽会会員・女子美術大学名誉教授)
  2017年10月28日[土]午前10時より(2時間程度)
  ※美術館へ電話でお申込みください。10月3日(火)午前9時から受付開始。
●担当学芸員によるギャラリー・トーク
  2017年11月2日[木]午前10時30分から1時間程度
  ※入館券をお求めのうえ、お時間までに美術館受付前にお集まりください。
広報 入江観 故郷-日光を描く展チラシ.pdf
入江観 故郷-日光を描く展出品目録.pdf
お問い合わせ 小杉放菴記念日光美術館
〒321-1431 日光市山内2388-3
telephone:0288-50-1200