間島秀徳 Kinesis / 水の森−小杉放菴とともに−
2009年7月25日(土曜日)〜2009年9月13日(日曜日)
間島秀徳《Kinesis No.316(hydrometeor) 》/小杉放菴《白雲幽石図》
会場
小杉放菴記念日光美術館
休館日
会期中無休
開館時間
午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料
一般700(630)円、大高生500(450)円、中学生以下は無料
()内は20名以上の団体割引料金
主催
財団法人 小杉放菴記念日光美術館/日光市/日光市教育委員会
日本経済新聞社
このたび、小杉放菴記念日光美術館では、
〈間島秀徳 Kinesis / 水の森−小杉放菴と
ともに−〉展を開催いたします。
「現代日本画の旗手」として
注目を集めている作家の一人である
間島秀徳氏に、自身の作品と、
当館が所蔵している小杉放菴の作品とを
組み合わせた展示を構成していただき、
小杉放菴の新たな魅力を見出すとともに、
その対比の中で、「日本画」という
ジャンルについて再考することを試みます。
間島秀徳氏の作品は、パネルに貼った麻紙に
アクリル絵具や墨で下地を作り、
その上に膠と水で溶いた胡粉や岩絵具、
大理石の粉などを吹き付けたあと、
パネルを縦、横、斜めへと
自在に傾けることで制作されます。
作家自らが身体を使ってパネルを動かし、
画面を傾斜させることで、
重力の作用により、顕色材と固着材を
溶かし込まれた水が麻紙の上を
動き回りながら、その痕跡を画面に
刻み込むかのように、幾重にも
定着してゆくのです。そして、完成した
作品には、見る者にさまざまなイメージを
連想させるとともに、深淵へ引き込むような
重厚な奥行と、宇宙的な広がりさえも
感じさせる、確固とした
絵画空間が現出しています。
東京藝術大学で日本画を専攻して、
墨や紙、膠、岩絵具など、いわゆる
「日本画」の画材を積極的に用いつつも、
近代以降の「日本画」を規定する
枠組みからは自由であろうとし、
さらに、自然の中で展示したり、
建築とのコラボレーションなどを
行なってきた間島秀徳氏の作品が、
日光の美術館という環境の中で
小杉放菴の作品と出会ったときに、
どのような相貌を現わすことになるのか、
ぜひ、御期待ください。
