selection 2009 壱
生誕 140年記念 吉澤儀造
2009年4月11日(土)~2009年5月24日(日)
会場
小杉放菴記念日光美術館
休館日
会期中無休
開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料
一般700(630)円、大高生500(450)円、中学生以下は無料
()内は20名以上の団体割引料金
主催
財団法人 小杉放菴記念日光美術館
日光市
日光市教育委員会
趣旨
吉澤儀造(1869~1903)は
三重県鈴鹿郡関町(現・亀山市)で生まれ、
不同舎を中心に活動し、34歳で夭折した画家です。
長い間にわたって、その名前は全くといっていいほど
忘れ去られていましたが、
旧・日光市が小杉放菴についての調査をする過程で、
不同舎へ入学するときに同伴した先輩として、
偶然、吉澤儀造の存在を知ることになり、
関係者の方々の御協力もあって、
御遺族が保管されていた水彩画とスケッチを
寄贈いただくことができました。
作品の中には1899(明治32)年の初冬に
日光で描かれた水彩画や、
日光の杉並木を描いたスケッチも含まれており、
この画家が日光を訪れていたことも
明らかになりました。
そして、これらの作品は1998(平成10)年に、
小杉放菴記念日光美術館における
〈吉澤儀造―幻の画家展〉で紹介され、好評を博します。
その後、改めて御遺族から、
本人による書簡等の資料を寄贈いただき、詳細な調査の結果、
吉澤儀造が1901(明治34)年にも日光を訪れて、
しばらく滞在していたこと、
鹿沼や茨城県の古河などを巡っていたこと、
さらに、次々と留学していく不同舎の仲間たちに
刺激を受けて、志なかばで病死するまでヨーロッパへの
強い憧憬を抱いていたことなどが判明しました。
現存する吉澤儀造の水彩画は、
鮮やかな色彩と緊張感のある構図が織りなすみずみずしさが、
制作されてから 100年以上を経た現在でも、
少しも色褪せることがなく、見る者を魅了してやみません。
日本の美術史上、明治時代の末頃に、
大下藤次郎らによる水彩画の一大ブームがありましたが、
吉澤儀造による水彩画は、その先駆的な作品として、今後、
さらに高く評価されるべきのものと思われます。
小杉放菴記念日光美術館では今後も積極的に
吉澤儀造の作品を紹介し、知られざる創作活動の全貌に、
少しでも迫っていきたいと考えています。








